旦那様は忍者

忍者かもしれない夫の生態

馴れ初め②

大学4年生の年末、未来の夫と再会することとなった。

 

当時の私は、女性と二人で遊ぶのが好きだった。

毎週末、違う人を取っ替え引っ替え、ご飯や買い物に出かけていた。

私が男性であれば、修羅場になっていたことだろう。

その中でも特に、仲良くなりたい、落としたいと思っている女性の先輩がいた。

その人は、演劇同好会の先輩で、可愛くて優しく、面白い先輩であった。

 

同好会の関係者で年末に忘年会をしようという話が挙がったが、皆の予定が合わず、断念することとなった。

そんな中、私はその先輩と2人で、ご飯に行く約束を取り付けた。

しかし先輩は、

「一応他の人にも声をかけてみよう!」

と言った。

「先輩との約束を取り付けた日は、他の人は予定が合わなかったはずだから大丈夫」

そう思っていた矢先、2人の男性の先輩が参加を表明したのである!!

 

「「空気を読め!!」」

私は強くそう思った。

 

りーの